
東京ゲームショウ2026は、2026年9月17日(木)から21日(月・祝)まで幕張メッセで開催される。5日間の開催は今回が初めてで、出展社数は1,138社と過去最多になった。ゲームソフトの試遊やパブリッシャーの発表に話題が集まりやすいが、キーボードやマウスといったPC周辺機器のメーカーも複数出展している。今回は求人・転職の話題から離れて、番外編としてその部分をまとめる。
周辺機器メーカーは2つのエリアに分かれている
TGSの出展コーナーは14種類ある。PC周辺機器のメーカーが入るのは「ゲーミングハードウェアコーナー」で、公式の説明では「ゲーミングPC、デバイス、関連サービス」を対象としている。出展料金は3m×3mの小間で会員30万円、一般40万円(税別)。会場マップでは、1〜8ホールが一般展示、9〜11ホールがゲーミングハードウェアコーナーなどの専門コーナーと物販コーナーに割り当てられている。
ただし、周辺機器のメーカーがすべて10ホール前後に集まっているわけではない。2026年9月15日時点で確認できた、キーボードに触れられるブースは次のとおり。
| メーカー・ブランド | ブース | 方式・特徴 |
|---|---|---|
| REALFORCE(東プレ) | 2ホール 02-N09 | 静電容量無接点 |
| Pulsar Gaming Gears | 2ホール 02-C20 | ゲーミング/競技FPS系 |
| GRAPHT | 10ホール 10-C08 | Rapid Trigger/68キー/アルミ |
| Akko | 10ホール 10-C08 | メカニカル/磁気式 |
| Keychron | 10ホール 10-E22 | 磁気式(HE・TMR)/メカニカル |
| EPOMAKER | 11ホール 11-C01 | メカニカル/磁気式(HE・TMR) |
| CORSAIR | 3ホール 03-C02 | ゲーミング |
| Brook Gaming | 要現地確認 | モバイルゲーム向け |
| Razer | Creator Lounge | ゲーミング |
| Lenovo Legion | 5ホール 05-C01 | ゲーミング |
| MSI | 8ホール 08-N18 | ゲーミング |
| ROG(ASUS) | 6ホール 06-N03 | ゲーミング |
| AORUS(GIGABYTE) | 6ホール 06-C02 | ゲーミング |
複数機種を試打できるのはキーボード専門の6ブランド。CORSAIR以降のPC・ゲーミングブランドは展示が中心で、ROGとAORUSは試打の可否を確認できていない。購入できるのはKeychron、Pulsarの物販ブース(9ホール 09-W40)、Akkoの一部製品。ブース位置や展示内容は開催直前まで変わるため、現地の会場マップか公式サイトで確認してほしい。
東プレ(2ホール・一般展示)
REALFORCEブランドを持つ国内メーカー。展示の中心は2026年2月に発売したゲーミングキーボード「REALFORCE GX1 Plus」で、キースイッチには同社の静電容量無接点方式を使っている。アクチュエーションポイントは0.1〜3.0mmを0.1mm刻みで設定でき、ポーリングレートは最大8,000Hz。前モデルのGX1からは、キーキャップがABSからPBTの2色成形に変わり、直出しだったケーブルが左端の着脱式Type-Cになった。価格は35,200円。

テンキーレス/日本語91キー・英語87キー/静電容量無接点/35,200円
アクチュエーションポイントは0.1〜3.0mmを0.1mm刻みで調整、ポーリングレートは最大8,000Hz。写真は英語配列のダークグレー(画像:東プレ)
ブースで初披露されるのは、ホロライブコラボモデルの第2弾と、ポケットモンスター スペシャルエディションの2つ。8月29日に公開済みの「STEINS;GATE RE:BOOT」コラボモデルも並ぶ。9月17日にはコラボモデルにちなんだトークショウを2本予定していて、YouTubeとTwitchで配信される。試遊台ではタイピングゲーム『ホロタイプ お宝ゾンビの島』でGX1 Plusの打鍵感を試せる。

東プレのブースは2ホール、つまりゲームパブリッシャーが並ぶ一般展示のエリアにある。発表されている展示物も、キーボード単体の性能よりIPコラボモデルが前に出ている。2026年1月にはガンダムシリーズとのコラボモデルも出している。
EPOMAKER(11ホール・ゲーミングハードウェアコーナー)
中国のメカニカルキーボードブランドで、Amazonなどを通じて日本でも売っている。昨年に続く出展で、今年はキーボード4機種(TH65、HE75 V2 TMR、HE108、Hack70)、マウス2機種(NEX Lite、NEX Pro)、ヘッドセットGX1、キーキャップのJellyPawセットの計8点を展示する。ハンズオンテスティングバーが用意されていて、予約なしで試せる。

75%/80キー+ロータリーノブ/磁気式(TMR)/129ドル
アクチュエーションは0.01mm単位で調整、最大8,000Hz。有線・2.4GHz・Bluetoothの3モード対応。右上にロータリーノブがある(画像:EPOMAKER)
展示機のうちHack70は、キーが格子状に並ぶオーソリニア配列の70キーモデルで、価格は14,600円。一般的なキーボードの段ごとにずれた配列とは別物なので、ブースで実物に触れる機会としては珍しい部類に入る。
Pulsar Gaming Gears(2ホールと9ホールの2か所)
マウスとキーボードを出している韓国発のブランド。今年は展示ブース(2ホール 02-C20)と物販ブース「PULSAR PLAYSTORE」(9ホール 09-W40)の2か所を構える。展示ブースでは新製品と既存製品のサイズ違いを含む計7製品を世界初公開するとしているが、個別の製品名は発表されていない。2025年に提携を発表したVAXEEの製品展示、eスポーツチームPaper Rexの企画、エイムトレーナーKovaaK’sを使ったシューティングチャレンジも用意される。

テンキーレス(80%)/日本語91キー/ホール効果の磁気式/26,480円
アクチュエーションは0.01〜4.0mm、最大8,000Hz、重量963g(画像:Pulsar Gaming Gears)
物販ブースではマウス、キーボード、マウスパッド、アパレルに加えて、Paper Rexの公式グッズも扱う。
Keychron(10ホール・ゲーミングハードウェアコーナー)
輸入元のコペックジャパンが出展する。ブースは10-E22で、会期中は5日間とも出展する。一般来場者が入れるのは9月19日・20日・21日の3日間。Keychronの最新モデルを含む20種類以上の製品を実際に手に取って打鍵できる。

ロープロファイル/磁気式スイッチ/天然木とメタルフレームの構成(画像:Keychron)
国内初展示となるのがK3 HEとC100 8Kの2機種。K3 HEは天然木とメタルフレームを組み合わせた薄型のロープロファイルキーボードで、磁気式スイッチのアクチュエーションポイントを0.1mm単位で調整できる。

100キー全プログラマブル/カスタムマクロパッド/RGBバックライト(画像:Keychron)
C100 8Kは100個のキーすべてが白紙の状態から始まるマクロパッドで、キーごとに好きな役割を割り当てられる。ポーリングレートは8,000Hz。
遊舎工房とのコラボ「Keychron Valkey Orb」
会期初日の9月17日にブースを見たところ、記事公開時点では把握していなかった展示があった。遊舎工房と共同開発した左右分割キーボード「Keychron Valkey Orb」で、TGS2026が世界初披露になる。発表は前日の9月16日。

左右分割のレイアウトで、右手側の親指の位置に直径25mmのトラックボールを内蔵する
試作機のキーキャップは無刻印で、製品版では刻印が入る予定
筐体はアルミ製。キースイッチはCherry MX互換のソケットを採用したホットスワップ対応で、無線と有線の両方で使える。Keychron Launcherからキーマップとマクロを変更でき、ホームポジションを左右に動かすこともできる。カラーはブラックとホワイトの2色。

会場に置かれているのは試作機で、価格と発売時期は未定。2026年内にオンラインストア「ギズマート」でクラウドファンディングを始める予定とされている。TGSのあとも、後述するTOKYO KEYBOARD EXPO 2026(9月23日)と、天下一キーボードわいわい会 Vol.12(10月3日)で展示される。
ブースでの即日販売とNape Pro
ブースでは製品の即日販売も行われていた。9月17日に確認した時点では20%引き。会期中ずっと同じ条件とは限らないため、購入目的で行くなら現地で確認してほしい。
昨年のTGS2025で予告されていたトラックボールデバイス「Nape Pro」は、通常モデルがこのブースで販売されている。新色のスペシャル・エディションの試作機も並んだ。こちらは2026年10月にギズマートでクラウドファンディングを予定している。
キーボード以外のデバイス
COUGAR(10ホール 10-C07)は輸入元のアユートが出展する。ゲーミングチェアの「FUSION EX」「TERMINATOR AIR」、PCケース「CFV220 RGB」が日本初展示になる。同じブースでAstell&Kern、qdc、FitEar、Noble Audioなどのイヤホン・ヘッドホンも並ぶ。
Key To Combat(KTC、8ホール 08-N14)はゲーミングモニターのメーカーで、今回がTGS初出展。2304分割のMiniLEDを積んだ「M27P6S」、600Hzの「H25N8」、4K 240HzのOLED「G32P5」など12機種以上を実機で並べ、その場で比較できる構成にするとしている。未発売モデルも含まれる。
アーキサイトは公式の出展社一覧でゲーミングライフスタイルコーナーに掲載されている。ARCHISSブランドでキーボードを扱う国内の代理店だが、展示内容は本記事の執筆時点で確認できていない。
サイズの見分け方
ブースに並ぶキーボードは、キー数と横幅で呼び分けられている。上に挙げた3機種でいえば、REALFORCE GX1 PlusとPulsar PCMK 3 HE TKLがテンキーレス、EPOMAKER HE75 V2 TMRが75%にあたる。同じ縮尺で並べると違いは次のようになる。
104キー前後
87〜91キー
80キー前後
61キー前後
同じ縮尺で並べたもの。キー数は配列によって前後する
テンキーを落とすとTKL、さらに独立したファンクション列や矢印キーを詰めると75%・60%になる
テンキーを外したものがテンキーレス、そこから独立していたファンクション列や矢印キーを本体に詰めたものが75%や60%になる。机の上の占有面積とマウスを動かせる範囲が変わるため、FPSのように大きくマウスを振るジャンルでは小さい配列が選ばれやすい。
別イベントとの混同に注意
9月23日(水・祝)に、東京流通センター(東京都大田区)で「TOKYO KEYBOARD EXPO 2026」が開催される。86ブランドが集まるキーボード専門の展示販売イベントで、主催は遊舎工房と中国のキーボードコミュニティ「zFrontier」。TGSとは主催も会場も別のイベントになる。2025年に秋葉原で初開催されたときは50超のブランドが参加していた。TGSの会期(9月17日〜21日)とは日程が重ならないため、同じ月に両方回ることはできる。
来場にあたって
ゲーミングハードウェアコーナーも一般展示も、ビジネスデー(9月17日・18日)と一般公開日(9月19日〜21日)のどちらでも見学できる。ビジネスデーの来場には事前の登録と審査が必要で、その手順は別記事にまとめてある。
次に読む
※この記事は2026年9月15日時点で確認できた内容をもとにし、9月17日にKeychronブースで確認した内容を追記しています。出展内容・ブース位置は変更される場合があります。製品写真とブース完成予想図は各社が公開している素材、会場の写真はこちらで撮影したものです。「キーボードの主なサイズ」の図は、こちらで作成した模式図です。
【2026年9月19日 追記】台風25号の接近を受け、主催者は最終日となる9月21日(月・祝)の開催中止を発表しました(9月19日16時24分)。9月20日(日)は予定どおり開催されます。21日入場分のチケットは、購入したプレイガイドごとに払い戻しが案内されます。本文の会期に関する記述は、この発表より前の時点のものです。
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