ゲーム業界の転職は、”中の人“にきいてみよう

このサイトについて

つくる職種だけが、ゲーム業界の仕事ではない

ゲーム業界の転職情報を探すと、出てくるのはたいていプログラマー、デザイナー、プランナーの話です。「ポートフォリオを作りましょう」「Unityを触ってみましょう」と書いてある。

それ自体は間違っていません。ただ、ゲーム会社にはそれ以外の仕事がたくさんあります。

リリースしたタイトルを毎日まわしている運営プランナー。イベントを企画して数字を見ている人。ユーザーからの問い合わせに答えているカスタマーサポート。広告を運用しているマーケター。IPのライセンスを扱っている事業側の人。それぞれ職種として確立していて、求人もあります。

このサイトは、そちら側の仕事を扱います。

調べてみると、この領域の日本語の情報は驚くほど手薄でした。主要なゲーム業界メディアの職種解説は「企画・制作・テスト・バックオフィス」という構成で、運営職とマーケ職の解説がほとんどありません。49職種を挙げているサイトでも、カスタマーサポートやプロモーション・広報は「その他」にまとめられています。

つくる職種の情報が多いのは、需要があるからです。でも、入り口はそこだけではありません。

扱う範囲

ゲーム会社の仕事を、6つの領域に分けて整理しています。

領域ひとことで言うと含む職種
開発つくるプロデューサー、ディレクター、プランナー/プログラマー、デザイナー、サウンド など
運営届ける・続ける運営プランナー、ライブオペレーション、イベント企画、カスタマーサポート、SNS・コミュニティ運営
マーケティング広めるプロモーション企画、広告運用、PR・広報、データアナリスト
事業・ビジネス広げる事業企画、事業開発、IPライセンス、海外事業・ローカライズ
品質・進行守るQA・デバッガー、ローカライズQA、開発進行管理
コーポレート支える人事・採用、法務・知的財産、経理・財務

読者として想定しているのは、次の2種類の方です。

  • 業界の外から入りたい方 — いまの仕事の経験が、ゲーム会社のどの職種につながるのか
  • 業界の中で動きたい方 — デバッガーから、店舗から、CSから、次にどこへ進めるのか

記事を書くときに守っていること

このサイトには、書き手が自分に課しているルールがあります。

出典を示す。 数字や事実には、どこから持ってきたかを記事の末尾に並べます。決算資料、統計、求人票。読者が自分で確かめられる状態にしておきます。

推測は推測と書く。 分からないことは「分からない」と書きます。「〜と言われています」で濁したり、それらしい理由を後づけしたりはしません。たとえば求人統計を扱う記事では、ゲーム業界の非開発職に絞った公開統計が存在しないことを、隠さずそのまま書いています。

呼び名の揺れを、そのまま扱う。 この業界は同じ仕事を会社ごとに違う名前で呼びます。「運営プランナー」「ライブオペレーション」「サービスプランナー」。求人を探すときに、この揺れが実際の障害になります。だから記事では、職種ごとに「求人票での呼ばれ方」を併記しています。

単月の数字で断定しない。 決算やランキングを追う連載では、一四半期の増減だけで「この会社は良い/悪い」と書かないことを前提にしています。

間違えたら直す。 数値の読み違いや、公開後の状況変化はあります。誤りに気づいたら訂正し、訂正した旨を記事の中に残します。

扱わないこと

  • 個別のキャリア相談 — お受けしていません
  • 転職先の紹介・斡旋 — していません。人材紹介業ではありません
  • 特定企業の内情や、実名でのネガティブな評判 — 倒産や事業縮小を扱う連載でも、個別の企業名・タイトル名には触れない方針にしています。当事者を傷つけるおそれと、事実誤認のリスクがあるためです

運営者について

このサイトは、ゲーム業界でマーケティングの実務に携わっている個人が運営しています。

新卒で入ったのはお菓子メーカーの営業職でした。3年目に、もっと自分のスキルと提案力を伸ばしたいと考えて広告営業へ移り、そこで3年目に、好きな業界でプロダクトのマーケティングを極めたいと考えてゲーム業界のマーケティングに転じています。

つまり、このサイトが扱っている「業界の外から、つくる職種ではない入り口で入る」という道を、自分で通ってきました。前職の経験のどこが活かせて、どこは一から学び直しになったのか。求人票の書き方と実際の仕事がどうずれるのか。そういうことを、実感を持って書けるつもりでいます。

ただし、ひとりの経験は業界全体を代表するものではありません。 会社によって事情は違いますし、同じ職種名でも中身が違います。だから記事では、自分の経験だけに寄りかからず、公開されている統計や求人票、決算資料を調べたうえで書くようにしています。そのつもりで読んでいただければと思います。

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